KILLER ストラトキャスター フレット摺り合わせのご依頼

フレットの摺り合わせのご依頼です。

3弦6フレットと7フレットを押さえたときにバズ音が出ています。7フレットと8フレットが他のフレットと比較すると僅かに高い状態でした。その為に弦が触れてバズっています。

なぜ?こうなったか原因ですがまず現状のネックコンディションはほぼフラットでした。気候(湿度)の変化でネックが僅かに動いた(順ゾリから逆ゾリ)ということが考えられます。北陸も4月中旬から日中の湿度50%以下の日が増えてます。乾燥の影響で変化したと思われます。他のフレットもすり減っている箇所がいくつかあったのでその影響も重なったと思われます。

フレットは消耗品ですのですり減ってきたら摺り合わせを行ったり、リフレット(交換)されることをお薦めします。摺り合わせは何度もできないのでどこかの段階でリフレットが必要になります。交換すると音も変化します。それはネックに伝わる弦振動が変化するからです。概ねいい音になります!

生音がとてもよく響いてるギターです。さすが国産のメーカーです。ネックジョイントに工夫がされていますし細部の作りも丁寧です。オーナー様はサーキットに精通されていてご自身で改造されてます。ポットがスイッチポットになってます。エレキギターはいろいろと改造ができる楽しみがありますね。自分の音を追求したり好きなアーティストの音に近づいてみるのもいいですね。

この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。

2022年05月08日