Gibson レスポール リフレットのご依頼

ブラックボディーにゴールドのパーツが映えている Gibson レスポール カスタム です。

リフレットのご依頼です。

Gibson レスポール は指板のバインディングが特徴的です。「フレット・エッジ・バインディング」とか簡単に「フレット・バインディング」なんて呼ばれています。フレットの両端にバインディングがくっついてます。製造工程の過程はまずバインディングが取付けられていない状態の指板にフレットを打ちます。次にフレットの両端を指板側面に合わせて整形します。その後フレット面の高さに合わせてバインディングを貼付けます。そして指板面に合わせてバインディングを削ります。とてもざっくりとした説明ですが、概ねこんなかんじです。とても手が込んでます。できなくも無いです。

リフレットをご依頼された際は概ね「オーバー・フレット・バインディング」簡単に「オーバー・バインディング」と呼ばれている極めて一般的な状態にさせていただいてます。ほぼ皆さんそのようにされます。

演奏上なんの不都合もありませんしそのことで音質に影響するということは全くないとは言い切れませんが聞き分けるには超絶的な聴力が必要と思われます。ほとんどわかりません。

どうしても元の状態(オリジナルな状態)にという熱いご要望には通常よりも少し長めのお時間と御費用のご負担をいただいてお受けする気持ちはあります。あしからず。


この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。

2023年11月23日