YAMAHA FG-500 表板クラック補修のご依頼

製造期間が1969年から1972年までのわずか3年間です。当時、FGシリーズのフラッグシップモデルでした。サイド&バック材にはハカランダが使用され現在では稀少なモデルです。


表板クラック補修のご依頼です。


表板にクラック(ひび)が入る原因には湿度の変化によって木材が収縮・膨張によるものがあります。ここ北陸においては雨天が多く乾燥という心配はほぼ無縁のように思えますが、近年、住宅の機密性の向上でエアコン使用により、室内は簡単に乾燥します。あっという間に湿度40%を下回ります。又、薪ストーブのお部屋はものすごく乾燥します。冬場の物干しには最適ですが、ギターには強敵です。お部屋の湿度がどの程度あるのか把握しておくことも大切なお手入れです。ギターケース内に調湿剤を入れておくのもいいと思います。乾燥剤と調湿剤は似て非なるものですからご注意ください。

この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。

2025年07月21日