Morris GXX 全体調整のご依頼
1980年代初頭、人気のあったエレアコです。とても大切にされていて綺麗な状態です。
弦高が高いので低めにしたいというご依頼でした。同時にサドルも交換依頼でした。ネックコンディションを調整してご要望の弦高に調整しました。
日本製のエレアコの先駆け的な存在でした。「トルネード」という名称で発売されていました。日本製のギター史上の変遷を語る上で欠かせない存在だと思います。状態の良い個体はかなり少ないのではないでしょうか?
今から、だいたい50年ぐらい前、アメリカにあるオベーションというメーカーが「アダマス」というカーボンファイバーでこしらえたギターを生産開始しました。現在のように性能のよいアコーステックギター用の後付ピックアップシステムがなかった頃です。なんだこれは?とザワつきました。アコースティックギターなのか?エレキギターなのか?そこは「和を以て貴しとなす」日本人なので「エレアコ」と称することにいつしかなったようです。
この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。