Gibson レスポール リフレットのご依頼

こちらはトラピーズ・テイルピースからコンポネーション・ブリッジ&テイルピースに変更された1953年モデルです。オクターブ・チューニングが可能なラップアラウンドにリプレイスメントされています。ちなみに現在のチューン・オー・マティックは56年モデルから搭載されています。


リフレットの際に指板を研磨し、ネックのソリ、ネジレを取り除きます。ネックコンディションを整えることで演奏性がとても良くなります。フレットの凹みや摩耗部分もなくなり音質も向上します。

フレットやナットの材質、メーカなどお好みのものを選べます。よくわからないけど?という方はお気軽にお声がけください。


ゴールドトップの黄金の輝きにP-90がマウントされているこのモデルが発売されていた1953年、レス・ポール&メリー・フォードが「ヴァイヤ・コン・ディオス」という曲でヒットを飛ばしています。レコードのジャケット写真にはP-90がマウントされたレスポールモデルをご本人がしっかりと抱えられています。曲もギターもヒット!これこそがゴールド・ラッシュですね。イントロや間トロのリフにシングルコイルの音抜け感と甘く太いサウンドを聴くことができます。ちなみに日本では江利チエミと原信夫とシャープス・アンド・フラッツがカバーしています。こちらはギターサウンドよりも管楽器メインです。いったい日本人がいつ頃からレスポールモデル沼にはまったのかとても気になるところです。

この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。

2024年06月20日