Cat's Eyes CE-800T パーツ交換のご依頼
1976年頃のモデルになると思います。サイド・バックがハカランダ仕様になっています。
ペグ、ナット、サドルを交換し全体調整を行い、弾ける状態に回復させていただきました。
フィンガー・ピッキングを演奏される方にはこのオーディトリアムのボディー形状をよく好まれます。音の立ち上がりのよさやスケール長が632.5mmでドレッドノートの645.2mmより短いためテンション感もすこし緩いところが特徴です。
このボディー形状のモデルに人気の拍車をかけたのはエリック・クラプトンが手にしたからと言っても過言ではないでしょう。「チェンジ・ザ・ワールド」をペルシャ絨毯の牽かれたステージで椅子に座って演奏するのは今や定番です。2000年のワールド・ツアーで 000-28EC から奏でられるキレのいい高を聴いたとき、胸がざわついたのを思い出しました。
この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。