YAMAHA L-10 バインディング剥がれ修理のご依頼
YAMAHA L-10 前期型のモデルです。
バインディング剥がれ修理、ナット交換、サドル交換のご依頼です。
L-10のボディー形状にはラージ・ウエスタン・ボディーというYAMAHA独自の名称がついています。一般的なドレッドノートを基本にしてショルダー部はドレッドノートに近く、くびれはやや深めです。ボトムは大きめで、低音の豊かさを強調しています。
前期型モデルのサイド(側板)とバック(裏板)にはハカランダ(ブラジリアンローズウッド)が使用されています。Martin D-28にハカランダが使用されていたのは1969年までですがこのL-10は製造開始が1975年で1979年まで使用されています。
音質は音圧、ボリュームともに大きいです。ドレッドノートの迫力を充分に味わえます。広がりかたがややバラケ気味で Martin D-28 と比べると大味でロック・テイストにあふれている印象を受けました。
この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。