Fender ストラトキャスター 全体調整のご依頼
Fender USA ストラトキャスターの全体調整のご依頼です。
今回は、フレット摺り合わせと全体調整を行いました。
調整内容
1.ネックコンディションの調整・・・とても状態の安定したネックでした。弦を張っても緩めてもほぼフラットな状態でした。あえてトラスロッドを調整することはしませんでした。
2.フレット摺り合わせ・・・基本、摺り合わせは弦を張った状態で行います。ネックコンディション調整後の状態をキープして行います。今回も同様におこないました。
3.ナットの調整・・・フレット摺り合わせにて状態が以前と異なりますので高さを確認し、調整を行います。
4.サドルの調整・・・弦高調整と合わせて指板のR'に合わせて調整します。
5.オクターブ調整・・・チューナーはラインINを使用しています。
6.電装類のチェック・・・ピックアップの高さ調整、ガリの有無など
7.クリーニング
フェンダー・ストラトキャスターはジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック・・・、多くのミュージシャンによって今日までに発展し進化もして人気を得ています。リッチー・ブラックモアもその一人でしょう。
リッチーはハードロックバンドの代表格、ディープ・パープルのギタリストで、第3期まで加入していました。(2022年現在は第9期だそうです)あの頃はサウンドはもちろんの事、メンバーの脱退も派手なところがなんかかっこよかったです。ツアーの途中でメンバーチェンジなんてことも普通にへっちゃらでした。当時、ギターがどうのこうのアンプがどうのこうのとそっちに夢中で、方や佇まいや衣装が華麗だったクイーンに夢中の女子から見れば面倒くさい男子だった方もいらっしゃると思います。
2023年に来日公演が決定だそうです。オリジナルメンバーはドラムのイアン・ペイスだけになってしまいましたがボーカルにイアン・ギャラン、ベースにロジャー・グロヴァーがもどってきてます。キーボードのジョン・ロードの奏でるハモンドオルガンは残念ですが想像になります。
と言ったことを依頼主様とお話できて楽しかったです。ちなみに依頼主様はかわいらし女子の方です。でもハードロックは聞かれたりコピーされたりしてらっしゃるということです。このことを面倒くさい男子に伝えたら、勝ち誇ったような顔をするのでしょうか?だとしたら正真正銘の面倒くさい男子と言われてもしかたないですね。まぁ、ここまできましたから面倒くさいままでいけるところまで・・・それもいいと思います。
この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。