Martin 00-18 ナット&サドル交換のご依頼

Martin 00-18 ナット&サドル交換のご依頼です。


インストゥルメンタル(インスト)を演奏されると言うことでハイポジ(12フレット付近)の弦高を下げて弾きやすくなるようにとの調整依頼です。又、ナットとサドルを牛骨に変えて現在1弦が外寄りにあるのを若干、中心にシフトしたいという御要望です。

まずはネックコンディションを調整してナット→サドルの順に製作及び調整を行います。当初の弦高が6弦12フレットで4.2mm、同じく1弦で3.3mmありました。調整後は6弦12フレットで2.5mm、1弦で1.7mmにできました。サドル高も低すぎるということはありません。トラスロッドにもまだ調整シロが残せた状態です。


アコースティックギターでインストゥルメンタル(インスト)を演奏するというのはなかなかイカしていいかんじですがかなり難しいです。1台のギターでメロディーラインを弾きつつベースラインも弾き和音も重ねるわけですから四苦八苦で鬼の形相になりかねません。さりげなくさらっと涼しげな顔で演奏するように心がけてます。「 脱力 」ですね。岡崎倫典さんの「 Misty Eyes 」と「 City of Tokyo 」に挑戦して両指では足りない年月が過ぎてしまいました。未だにぐだぐだです。いつの日かしれっと弾けるようにしたいです。

この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。

2023年05月12日