Edwards ストラトキャスター リフレットのご依頼
リフレットとポット交換のご依頼です。
フレットの材質は一般的なニッケルシルバーにてリフレットしました。以前、センタートーンにタップSWに交換されたそうですが今回、元に戻したいというご依頼で交換しました。
フレットの材質にいくつか種類があることを以前のブログで紹介しました。今回はフレットの形状についてですが、ここで述べている形状とは弦と接触している部分です。側面から見るとお椀をひっくり返した円形の部分です。この部分を「クラウン」と言っています。
クラウンの高さ(指板面からフレットの頂点)や幅によって、演奏性や音質が違ったりします。
フレットの高さは演奏性に影響します。高いとチョーキングやハンマリングやプリングの際に押し弦が容易です。逆に低いとスライドやグリッサンドが容易になります。
フレットの幅は細いほどサスティーンが伸びます。逆に太いほどスライドやグリッサンドが容易になります。
ご自身の演奏スタイルや好みの音質に合わせて選ぶことができます。「いろいろあって?」悩むなって方はご相談下さい。
すり減ったり、凹みのある状態のフレットでは演奏性の悪さもさながら音質も劣化しています。リフレットの際、指板の凹みやネジレ、ネックのソリなども整えます、ナットやサドルも交換します。リフレット後は弾きやすくなり、音質も灰汁のないきれいな音になります。「Re-bone」ってかんじです。ギターを弾くのが楽しくなります。
この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。