Fender precicion Bass リフレット&パーツ交換のご依頼

Fender プレベのリフレットとポット交換のご依頼です。


指板はメイプルです。フレットの交換後指板に塗装を施します。ローズウッドやエボニーの指板には塗装されていませんがメイプル指板は特別です。正確には指板が貼付けてあるわけでは無く、そもそもネックです。塗装色も実はクリアではなくしれっとチーク色が薄めてあります。

リフレットの際、指板面を研磨します。研磨することで指板の凹みを除きネジレやソリも調整します。その為、木地が出てしまうので再塗装が必要になるというわけです。難しいところは着色、いわゆる色合わせです。ヘッド面の色に近くなるように配合しますが、全く同一にはなりません。が、言わなければわからないレベルにはなります。


ネックとボディのジョイント角を調整するシステムにレオ・フェンダーの開発した「マイクロ・ティルト」というものがあります。以前のブログでジャズベを掲載していますがその際に書きそびれたので・・・。このシステムは弦を外して分解したり、シムを使ったりしなくても調整が可能です。3点留めなのでセンターがズレるとか言われてるようで、その後4点留めもでてきました。ジョイント角の調整は前提としてネックやフレットの状態を調整後に行います。演奏スタイルや好みで弦高調整をブリッジ調整での範疇を越える場合とかです。

今回もしれっと簡略した内容で掲載しました。皆様、記録的な酷暑が続きます。ご自愛下さい。

この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。

2023年08月17日