KAMAKA HF2D21 フレットバリ取りのご依頼
ウクレレのフレットバリ取りのご依頼です。
フレットのバリに関してはウクレレもギターと同様です。「木が動く」と言ってます。乾燥などで収縮したりすることを言ってます。指板が乾燥して、フレットの両端が若干ですが指板よりはみ出した分を「バリ」と言ってます。
Hawaiian Koa (ハワイアン・コア) 学名:Acacia koa 科目/属:マメ科アカシア属 主要産地:ハワイ諸島 使用部位:サイド&バック、トップ
ハワイの固有種で、地元では神聖な木とされてます。単に”コア”と呼ばれてもいます。ちなみにハワイ産のコーヒー豆は”ハワイアン・コナ”と呼ばれてますね。なぜかわかりませんが?豆だけに粉なのか?(こういう発想がしれっと出てきます。なんか・・・。)
音質はどっちかというとマホガニーよりはマメ科のローズウッドに近い感じを受けました。硬すぎない硬さの煌めき感と言ったところです。
ハワイアンにはウクレレが欠かせない存在ですね。スティールギターの奏でるメロディーに味わい添えているそんな感じがします。いつ頃から「ウクレレ」が存在していたのか?気になったので調べてみました。19世紀にハワイに渡ったポルトガルの移民が持ち込んだ楽器が元になったようです。けっこう新しい楽器でした。そもそもがギターに似ていますね。もっと古くからある民族楽器ではありませんでした。たしかに松明をぐるぐる廻している民族ダンスの場面では打楽器だけでウクレレは登場してませんでした。
「ジェイク・シマブクロ」耳にされた方もいらっしゃると思います。(オーナー様のハードケースに直筆のサインがあったと思ってますが残念ながら画像が残ってませんでした。)ウクレレでインストゥルメンタルを奏でるミュージシャンです。J-POPのカバー曲を収録したアルバムがけっこうイケてます。「時の過ぎゆくままに」というもの悲しい曲をウクレレで演奏されてます。ウクレレの可能性(多様性)に挑戦されてるようななんかいいかんじです。興味のある方は一度聴いてみて下さい。
この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。