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Gibson レスポール 指板側面損傷箇所補修のご依頼

レスポールモデルの王道「Standard モデル」です。指板のインレイが台形なのが特徴の一つです。ちなみにこちらは1992年製です。


指板側面の損傷箇所の補修とナット交換のご依頼です。


現在、Gibson Standard モデルは新品が約\34万円ぐらいで販売されています。ちなみに1959年製はその当時で日本円で約3万~4万円でした。現在、中古市場で¥2000万円以上で取引されることもあるそうです。約666~500倍です。1959年の大卒初任給が約13,400円ぐらいだそうです。当時、社会人になったぐらいの時に思い切って購入された方もいらっしゃると思います。その方々は現在90歳ぐらいです。おじいさまがなんか自慢してるギターがあったらもしかしてということもあります。おばあさまもありですし、じいさまの形見だとかなんかということもあると思います。皆様の身近なところにもあったりするかもしれません。

この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。

2025年08月20日

Soulezza ヘッドレスト 電装パーツ交換のご依頼

Soulezza(ソウレッツァ)はスペインのパルマに工房があるハンド・メイドギターブランドです。


電装パーツ交換交換のご依頼です。(ポット、セレクトスイッチ、ジャック)


ギターを持って電車移動されたことはありますか?こちらのオーナー様は関西方面へJAZZセッションによく出かけられるそうです。

電車移動となるとギターの他にも手荷物があって何かと大変で、ヘッドレストギターは大きさ的にも重さ的にもとても楽だそうです。

long long time ago 高岡から東京へ重たいギターケースを持って往復したことがあります。当時は「はくたか」の座席のスキマにギターを抱えてせっまい想いをして移動してました。隣の友人も同じ格好で狭苦しそうでした。「越後湯沢ダッシュ」は若さに任せてエスカレーターまで「はしっさくって」(標準語では勢いよく駆け抜けるという意味の高岡弁です)いました。「たにがわ」やら「とき」に乗り換える為です。A long time ago in a galaxy far, far away…のように思える出来事です。

現在の「はくたか」は直通で東京まで行けるようになりました。又、新幹線の車内には特大荷物スペースがあります。ギター(ギターケース)は大きさ的には無料ということです。但し、要予約ということです。

この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。

2025年08月14日

GRETSCH 6136 ナット交換&フレット摺り合わせのご依頼

1954年に登場したGRETSCHのフラッグシップモデルです。世界一美しいと称されるホワイト・ファルコンです。今でもその人気は衰えることがありません。


ナット交換とフレットの摺り合わせのご依頼です。


GRETSCHはエレキギター、アコースティックギターの他、ドラムでも有名です。1930年頃からギターの製造を開始し、50年代から60年代にかけてロカビリー全盛期に人気が沸騰しました。その後70年代に他社に買収され品質の低下から一時低迷した時期がありますが90年代に入り、創業家のグレッチ家が経営に戻りブランドを再興させています。

FenderやGibsonとは違うアメリカ感が詰まっています。ヘッドのロゴやポジションマーク、ボディーカラー、各パーツの配色など絢爛豪華です。

見た目だけでなく、音質もホロウボディーから繰り出されるフィルタートロンのきらびやかでタイトな音はエアー感も相まって深みとはりがあります。「上品にかっこいい」GRETSCHを手に取ったときの感想です。

この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。

2025年08月09日

Martin 000-42 バインディング剥がれ修理のご依頼

Martin 000-42 は1934年に登場し1943年ごろに生産が終了されました。1992年にエリック・クラプトンがMTVの「Unplugged」LIVEで使用したことをきっかけに注目され、2000年代からリイシューモデルが継続販売されています。


バインディング剥がれ修理のご依頼です。


Martin000-42のバインディングの素材はアイボロイドと呼ばれる象牙風の外観をしたセルロイドです。象牙のような木目模様が入っているので高級感があります。しかしながら吸湿性があり変形や変色を起こすことがあります。保管には気を配る必要があります。ボディ形状的にはオーディトリアムだからということもなくドレッドノートでも見受けられます。材質の影響が大きいと思います。

ちなみに近年のバインディングはボルトロンというプラスチックの一種が使われています。Martin社では 000-28 D-28 など Style28系に多く使われています。

この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。

2025年08月04日

Gibson ES-335 Figured ナット交換のご依頼

Gibson が演奏ジャンルを選ばない不朽の名器と銘打つ ES-335 Figured です。


木製のナットから牛骨ナットへ交換のご依頼です。


AI によれば牛骨ナットは「ギターのナット素材として一般的で、滑らかなサステインと自然な響きが得られるのが特徴です。耐久性や価格とのバランスも良く、中級以上のギターでは標準的に採用されています。」とあります。まあ、概ねそう言ったところです。

ナットの材質による音質の違いは皆さんもとても興味深いところだと思います。デジマートマガジンのサイトでいろんな材質で実験をされています。とても面白い記事です。

牛骨またはTASQで充分だと思います。拘りのある方は象牙とかもあります。デルリン(ジュラコン)、ブラスとかもお好みで選ばれてもいいと思います。

この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。

2025年07月27日
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