Morris S-102Ⅲ ブレイシング割れ補修のご依頼
裏板のブレイシングに拘りが詰まっています。Xブレイシング、トーンバーと表板と変わらない音作りがなされています。表板のブレイシングにはスキャロップが施されています。加えてベネチアンカッタウェイ、木製バインディングなど拘りが増し増しのギターです。
裏板のブレイシングにクラックが入ったので広がりを抑える為にタイトボンドにて接着し補強しました。天然素材ですのでクラックが入ることもあると思います。放置せずにリペアを施しておくと安心です。
裏板にXブレーシングが使われているモデルはMartin社にもあります。SEシリーズに採用さています。クリス・マーティン4世が来日の際のインタビューの中で「変えてはならないのは、マーティン1世が築き上げた品質、変えてゆくべきは、時代とともに変化するテクノロジーとマテリアル。大事なのはその二つの側面、つまり伝統と革新の融合を続けていくこと。」と言及されています。メーカー各社が持ちうる限りの技術で開発された製品が販売されています。アコースティックギターは一見、昔と変わらない風貌ですが昨今は細部に工夫が施されています。
この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。