R.nakade クラシックギター フレットバリ取りのご依頼

クラシックギターのフレットバリ取りのご依頼です。


フレットの「バリ」と言ってますが、詳しくはフレットの側面が指板からはみ出した部分のことです。気候が乾燥してきたり、エアコンのご使用でお部屋が乾燥したりすると僅かに指板が収縮してその分、フレットの端がほんの僅かですが指板からはみ出すことがあります。これはどのギターにもあり得ることです。なぜか指板の「R」が大きいほうがバリが出やすいのかな?と感じてます。

 

フレットの種類にはいくつか種類があります。「ニッケルシルバー」「ステンレス」「Evo-Gold」当工房ではこの3種類を取扱っています。それぞれにサイズがあります。フレットの幅、高さなどです。一般的には「ニッケルシルバー」が多用されてます。サイズも他より多くあります。材質の違いは硬さでは「ステンレス」>「Evo-Gold」>「ニッケルシルバー」の順になります。が、「ステンレス」には「ニッケルシルバー」と同じぐらいの硬度のものもあり硬度を選べます。音質的には硬度が影響しているようです。硬いものほど音のカドがあります。とがった音という感じです。感じ方には個人差もあるので好みが分かれるところです。硬さのメリットは弦より硬いと摩耗が少ないという事があります・・・長くなりそうなので次の機会にします。to be continued

この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。
フレットの首フレッ

2023年07月26日