Gibson レスポール 全体調整のご依頼

杢目が美しいフィギュアド・メイプルを使った'60年モデルです。グローバーペグ、ゴールド・トップハットが装備されています。ピックアップはBurstbucker 61R(フロント)&61T(リア)が搭載されパワフルなサウンドが特徴です。


全体調整のご依頼です。


ロートマチック・スタイルのペグ(マシンヘッド)はアメリカのグローバー社が初めて開発しましたです。グローバー#102はドイツ製のシャーラーM6と並んでとても人気があります。日本製のゴトーも加工精度に高い評価を得ています。ロートマチック・マシンヘッドには通常トルク調整機能が付いています。ほとんどのタイプはツマミの中心部にネジがあります。このネジを締めたり緩めたりして調整します。調整は弦を外した状態で行います。この状態でやや軽めに調整します。弦を張ると重さが増すぐらいで大丈夫です。あまりに軽すぎるとわずかな振動やちょっと触れた程度でチューニングが狂うことがあります。逆に重すぎてもチューニングには影響ありませんが、やりにくいだけです。そして、軽かったり、重かったり回していると変化する場合はシャフトが曲がっています。この場合チューニングが不安定で定まらずストレスが溜まるだけですので交換をお薦めします。

この度はリペアのご依頼をいただき誠にありがとうございました。

2025年07月16日